わたしの遮光眼鏡

当事務所の尾木は、網膜色素変性症にかかっており、2種類の遮光眼鏡を使い分けています。

網膜色素変性症の確定診断後すぐに処方していただいたものと、まだ視野が広かった頃に夜間運転用に処方していただいたものの2種類があります。

前者は、CCP400のWH(緑色)で、後者は、CCP400のAC(黄色)です。
いずれも、東海光学株式会社の商品になります。

確定診断直前の羞明の状況としては、ノートパソコンの明るさを10にして、更にグラフィックの設定で暗くしてちょうど良かったという状況です。

ただ、グラフィックの設定でコントラストもかなり下げていたので、アニメやドラマでの夜中のシーンは、なにも見えないという…残念な状況だったのを覚えています。

大学院生の頃に確定診断があったのですが、その頃は聴覚障害学生のためのパソコンテイクをしていました。
大学院の講義で、講師や学生の言葉を全文リアルタイムで文字を入力していく支援です。
二人体制で支援していくのですが、私のノートパソコンの画面が暗いのは明らかでした。

何かおかしいと思ったことはあったものの、設定すれば問題なく生活できるので、気にせず生活していましたね。

その後、遮光眼鏡を使用することで、グラフィックの設定をデフォルトに戻しても見られるようになりましたし、パソコンを長時間見ても疲れにくくなりました。

ただ、欠点が一つあります。

最初に使用していた、CCP400のWHが当時夜間運転不可の遮光眼鏡だったのです。

最初は、暗いのも見えにくいからそもそも夜間に運転しなければ良いと思っていましたが、冬になるにつれ退勤時間中でも日が暮れるようになってきました。

その時、新たに購入したのが、CCP400のACです。

黄色の遮光眼鏡で、裸眼の時よりも明るく見えるので、夜盲の症状もある私としては、ベストな選択だったと思います。

今は夜中に出歩かないため使用することは少ないですが、美術館など、暗い場所に入る時に必ずつけています。
基本、CCP400のWHを屋内でも使用しているのですが、美術館の展示室は暗すぎることがあり、かと言って裸眼で見るわけにもいかないので、CCP400のACを使用することになったのですが、これが私自身にとって最適解なのかなと感じています。

最近は、自動車も自転車も運転しなくなりましたが、遮光眼鏡は2本持っておくほうが便利です。
(夜間・薄暮の路上使用不適合の遮光眼鏡をお使いの方は、路上使用適合の遮光眼鏡が便利というより必要になるのですがね…)

補装具申請でも、2本目の必要性があれば支給されます。
医師による意見書が必要となりますが、屋内用と屋外用で2本支給することも多く見られることですので、1本のみの方は、2本目の違う色の遮光眼鏡を検討されても良いのではないかと思います。

もちろん遮光眼鏡は、補装具申請をしても良いお値段がしますので、お財布と要相談になりますがね…。

以上は、個人的な意見です。
人によって見え方は異なりますし、合う遮光眼鏡の色も違います。遮光眼鏡の購入を検討されている方は、自分にあったものを選定するように、一度ロービジョンケアで遮光眼鏡の処方が可能な病院に受診していただければと思います。